クロールが遅いの…
それは水中姿勢に問題があるんだよ!
こんにちは!ともまるです!
今回は、クロールが遅いと感じる人のためにクロールが遅い原因と改善する方法をご紹介します。
クロールを遅いのを改善したいと思った時に皆さんは何をするでしょうか?
多くの人が筋肉をつけるだったり、速く動かすだったりと答えると思います。
しかし、この答えではクロールが遅い根本的な原因とは言えません。
クロールが遅い原因はズバリ水中姿勢にあります。
水中姿勢が良いか悪いかで泳ぎが進みやすいのかどうかが一発で変わってきます。
この記事を最後まで読んでもらえれば、水中姿勢の大切さと正しい姿勢の取り方を理解してもらえると思います。
この記事がオススメな人
・泳ぎが遅くて悩んでいる人
・正しい水中姿勢を知りたい人
クロールが遅い理由は水中姿勢が悪いから
冒頭でも書きましたがクロールが遅いと感じる人の原因のほとんどが水中姿勢が悪いのです。
水中姿勢が悪いってどういうこと?
水泳で良い姿勢とされているのは水面に対して『平行』の状態をいいます。
上記の画像を見てもらえると分かると思いますが平行と言うのは頭の先から足の先まで水面に近く一直線の状態になっていることをいいます。
このような姿勢で泳げることが速く泳ぐためには必要になってきます。
こちらは萩野公介選手のクロールですが、水面に近い位置でかつ水面に平行になっていますよね!目指すべきはこの形なのです。
では、クロールが遅いと感じている人がどのような姿勢になっているかというと大抵の場合
・脚が沈んでいる
この2点が問題になっていることが多いのです。
この2点のどちらかが起こってしまうと水の抵抗が大きくなり進みにくくなってしまうのです。
そうするといくら筋力を付けたとしてもスムーズに泳ぐことは出来なくなります。
なので、クロールが遅いと感じる人はまず、姿勢を直すことからはじめていきましょう!
クロールが遅い理由を解消する水中姿勢のとりかた
では、クロールが遅い理由を解消する水中姿勢のとりかたを解説していきます。
水中姿勢が悪い時に問題点としてあがるのが
・脚が沈んでいる
の2つでしょう。
この2つのどちらかでも起こっていると、水の抵抗が大きくなってしまいます。
水の抵抗が大きいとそれだけで、泳ぎが進みずらくなってしまうのです。
逆に言えば、これらを解消さえできればクロールが遅い原因とお別れすることができます。
この機会にクロールが遅い原因を学んでみて、泳ぎの改善の役に立ててくださいね!
クロールが遅い理由は腰が反っているから
まず腰が反ってしまう原因はなぜかご存知でしょうか?
腰が反ってしまう原因は腹圧が入っていないからなのです。
腹圧って??
腹圧とはざっくり説明するとお腹周りにある筋肉に力を入れることです。
そうすると、体幹が安定して腰が反ったり、お腹が出たりするのを防いで綺麗な姿勢になります。この腹圧を入れるという動作は水泳だけでなく、どんなスポーツでも上級者であればやっている必須のテクニックです。
では、泳ぎながら水中で腹圧を入れるにはどうすればいいのでしょうか?
答えは、水中でお腹を凹ませ続ける事です。
上の画像を見てもらえると1番右の姿勢が良い姿勢だと一目で分かると思います。
この一番右の姿勢を水中でも取らなければなりません。
この良い水中姿勢をとるには骨盤を後傾させつつ腹圧をかけることによって出来ます。
別の呼び方をすると『ドローイン』ともいいます。※ドローインについては後ほど解説
骨盤を後傾とかってわからないよ…
ともこの言う通り、よくわからない方がほとんどだと思います。
なので抑えて欲しいポイントは2つだけです。
・腹圧をかける
という状態を作ることが必要です。
それをわかりやすく行うのがお腹を凹ませることなのです。
それによって、腰の反りを解消することができます。
クロールが遅い理由は脚が沈んでいるから
腰の反りは水の抵抗を大きく受けるのですが、脚の位置関係も水の抵抗を受けるか受けないか大きく変わってきます。水中での脚の位置はできるだけ高くし、水面に出来るだけ平行になるようにする事が大切です。
では脚の位置を高く保つためにはどうすればいいのかというと、しなやかなキックをすることが大切です。
これができれば、クロールが遅いと感じる段階を解消できるでしょう。
しなやかなキックをするためには?
しなやかなキックを打つためには、
太もも→膝→足首の順に動かすことが大切です。
上記の記事を読んでもらうとわかるかと思いますが、キックは脚を棒のようにして打つのではなく、膝や足首を上手に使うことでしなやかなキックを打つことができ、身体を浮かすことが出来るのです。
また、しなやかなキックを細かく打つことが出来れば更に浮力が生まれやすくなます。
しなやかで細かくキックを打つためには『腹圧』の意識が大事なのです!
ここでも腹圧なの??
しなやかなキックをするだけなら、先程の太ももから動かす連動さえ意識してもらえれば問題ありません。
しかし、それだけでは本当に身体を浮かせるキックを打つことは難しいのです。
腹圧を入れつつ、先程の太もも→膝→足首の連動をさせることで力強いキックがしやすくなります。
クロールが遅い理由を解消する体幹トレーニング
ここまで読んでもらえたなら、クロールが遅い理由を解消するためには『腹圧』というキーワードが大切だと分かってもらえたと思います。
ここからは『腹圧』にフォーカスし、誰でも器具なしでできるトレーニング方法をご紹介します。このトレーニングを続けていくことで水中でも『腹圧』を意識した水中姿勢が取れるようになるはずです。
クロールが遅い理由を解消するドローイントレーニング
最初に紹介するのは寝っ転がりながら出来るドローイントレーニングです。
仰向けに寝ると分かると思いますが、ほとんどの人が床から腰が浮いて反っていますよね?
それを息を吐くこと(腹圧を入れる)ことで腰を床に付けるようにする動作を、「ドローイン」と呼びます。
ドローインを行って腰を床につけている状態を水中でもやることで正しい水中姿勢がとれるようになるのです。
クロールが遅い理由を解消するプランクトレーニング
ドローインでお腹を凹ます感覚が掴めたら今度はプランクを行ってみましょう!
スポーツをやっている人なら一回はやったことがあるのではないのでしょうか!
このプランクの姿勢って水中姿勢に近いと思いませんか?
実は水泳選手がやたらとプランクトレーニングをやっているのは、水中姿勢に近いからという理由があります。
プランク中もドローインで学んだ『腰を反らない状態(腹圧を入れる)』を維持することが大切です。
難しいと感じるなら足を支点にするのではなく、膝をついてやってみるのもいいでしょう。
また、慣れてきたら片足を上げた状態でキープしてみたり、上下左右に動かしてみたりしてください。
通常のプランクでは腹圧を入れることができても、脚を上げた途端に難しくなります。
ですが、水中ではキックとして脚を動かしています。片足を上げた状態でも腹圧を入れることができれば水中姿勢に活かしやすくなります。
慣れてきたら片足プランクに挑戦してみてください!
クロールが遅い理由を解消する三点倒立
最後に腹圧の応用編です。
【水泳に三点倒立をお勧めする理由】
— 西園美彌 (@miyanishizono) November 2, 2018
一つの方向に向かう水泳は軸が重要な競技。抵抗の少ないまっすぐな姿勢は頭から足までピンと張った状態。軸の末端・頭の先を意識することは大切だと思う。
頭から飛び出すスタート、頭で水を押す・頭に引っ張られて身体がついてくる、という感覚を提案したい。 pic.twitter.com/cuglCIWjsC
こちらは三点倒立ですが、この状態でも綺麗な真っ直ぐな状態が維持されています。
これもドローインやプランク同様に『腹圧』が入っているから出来るのです。
プランクでも物足りないと感じてきたら、三点倒立中でも腹圧を意識して身体を真っ直ぐに出来るか試してみてはいかがでしょうか?
クロールが遅い理由まとめ
・脚が沈んでいるから
・↑を解消するには『腹圧』を入れる
・腹圧は陸上トレーニングで身につけよう
いかがだったでしょうか?
この記事を読んで、泳ぎながら腹圧を意識できていなかったなと分かってもらえたら幸いです。
クロールが速く泳げるかどうかは水中姿勢でほとんどが決まってしまうと言っても過言ではありません。
是非一度自分の水中姿勢を見直して見てくださいね!
以上、ともまるでした!
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